最後の日。

2005年11月2日
「平成の大合併」の煽りをくって我が町も隣の市に吸収される事になり
私も今日を以って「町民」でなくなります。

この町で生まれ育ったわけではないけれど
6年も暮してみると、さすがに愛着が湧くというものです。

正直 寂しい。

つうか
これから各方面に住所変更の手続きをしなくてはならないのがとても面倒
ていう方が本音ですが。

海があって、山があって、安芸の宮島もすぐそこで
小学校の総合的学習で地元の事を調べるにはネタが尽きないいい町です。

やはり学校で、地元産業の牡蠣養殖について色々調べ
すっかり牡蠣博士になっていたムスメちゃんは
学習を通して「愛郷心」が芽生えていたようで
合併が決まった事を伝えると

「うちの町 無くなっちゃうの??」

と涙を浮かべておりました・・・。

文部科学省の
『自分たちの暮す所がどんな所か調べ・知る事で
 住んでいる街・都道府県・国を愛し、
 最終的に愛国心・公共心を育てる』
とかいう教育方針は定着してきつつあるようです。



政府の推進するこんなおおざっぱな市町村合併で
「愛した町」がなくなるという「喪失感」のようなものを味わわせておいて
なにが「愛国心」か。

とか思ったり。


ともかく
我が町最後の日。

さよなら
O野町。(←伏字になってない・・・

さよなら
町指定ゴミ袋。

さよなら
水色のダストボックス・・・。





ホントはゴミ袋もダストボックスもしばらくは使うらしいですが。

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